2024.10.02 16:1010月 今月のことば豊かな心とは何かを信じられる心だと思うのです。 宮城顗『正信念仏偈講義』より キリスト教のカトリックで長く続いてきた慣習で、まだ何も知らない幼児に洗礼を受けさせ、キリスト教徒にする「幼児洗礼」というものがあるそうです。これに関する有名な論争がかつてあったそうです。大変おもしろいと思ったので、少し紹介させてください。 有名なバルト...
2024.10.02 16:05イワシじゃ役不足? 昔からよく食べていて、好きだった料理に「タケノコとニシンの煮物」があります。タケノコは細い姫竹で、ニシンは干したもの(ミガキニシンと呼んでいた)を使います。ニシンの出汁が、タケノコをいい味に仕上げてくれるので大好きな料理です。 今、実家から送られて来たタケノコの缶詰があるので、あれを食べたいと思ったのですが、いつも行くスーパーにはミガキ...
2024.10.02 16:04本『青い眼がほしい』(トニ・モリスン著) 舞台は1941年のアメリカの地方都市。荒廃した土地で、ある種の植物は、決して芽を出すことができない。そして荒廃しているのは、黒人という人種をめぐる状況も同じく絶望的であり、劣等感や自己嫌悪は、黒人たち自身の心の中にも深く埋め込まれていた…この小説は、後にノーベル文学賞を受賞することになる黒人女性作家のデビュー作です。一人の少女が、家族か...
2024.09.07 13:169月 今月のことば修行は一生の仕事であり、つとめであります。 中村元 『原始仏典を読む』より 子どもの頃、体育の授業や運動会の最初に行う「準備体操」の時間が嫌いでした。なんのためにするのかわからない退屈な時間だとしか思えませんでした。そんなことしなくても、いきなり全力で走り始めてなんの問題もなかったのですから。 近頃、ちょっとずつ走ることを心がけて...
2024.09.07 13:14感動 猛烈に暑い夏の日の午後、次女と三女を連れて、おいしいと評判のかき氷を食べに、地下鉄に乗って出かけました。駅を出て数百メートル、小さな商店街を抜けて店に着いた頃にはすでに、私たち3人は汗だくでした。外には大勢並んでいる人たちがおり、さすがの人気店だという感じが漂っています。機械で整理券を発券し、そのまま外で待つことに。暑さで汗が吹き出して...
2024.09.07 13:108月 今月のことばわれわれの苦悩や犠牲に意味を与えることができるものは「幸福」ではなかった。 ヴィクトール・E・フランクル 『夜と霧』より これを書いている7月の終わり、オリンピックでは前半戦が繰り広げられており、ニュースで断片的にではありますが、連日の日本代表の活躍について知ることができ、嬉しい気持ちになることが多いです。その中で、最も印...
2024.09.07 13:07負けん気 子ども達の夏休み、次女と三女を連れ、大きなプールに遊びに行きました。そこには数々のウォータースライダーがあり、暑い中たくさんの人が遊びに来ていました。 まずサーフボードで滑るスライダーで遊び、次に6人乗りの大きな浮き輪で滑り降りるスライダーに行きました。少し並んで順番が来ると、6人乗りですから、私たち3人は、別の女子大生(高生?)3人組...
2024.09.07 13:07映画「ゴールデンカムイ」(2024年 日本) 人気漫画が原作ということですが、私は全く前知識なしで、ネットフリックスで映画を観ました。日露戦争後の北海道が舞台になっていて、兵隊上がりの主人公と、アイヌの少女が手を組んで、伝説の金塊探しをするというお話です。その金塊を狙う別の組織や人物達との壮絶な戦いが物語の軸になっています。かなり暴力的なシーンに溢れているのですが、私がこの映画で惹...
2024.07.07 14:027月 今月のことばわたしはもっとじゆうに、ぴょんぴょんしてとびまわりたいです。 朝日新聞「声」欄より 8歳の女の子の投稿 6月から40度超え、50度超えのニュースが届いてきていますね。私も、訪れた春を待ってましたと迎えた気持ちは遠ざかり、すでに思いは再び冬へと及んでいます。我が家でも、来シーズンはスキー行きたいね、ということが話題になったり...
2024.07.07 13:59あるネクラの一人旅 研修で仙台へ行くと、到着した日の午前中と、帰る日の夕方、少し空き時間ができます。それほど長い時間ではないので、食事をしたり、喫茶店に入ったり、という程度ですが、そこでどんなお店に入ろうかと考える時間は、一人旅気分を味わえるのでささやかな楽しみです。これまでのところ、到着日の午前から昼にかけては蕎麦やラーメンなどの麺類、帰りの夕方は牛たん...
2024.07.07 13:58映画「セント・オブ・ウーマン」(1992年 アメリカ) 全寮制の名門高校に通う主人公は、帰省するお金もアルバイトで稼がなければいけない苦学生。その彼が、盲目の退役軍人の身の回りのお世話をする仕事を、その家族が旅行に出ている間請け負うことになりました。 しかし、頑固で毒舌家な性格の軍人「中佐」は、家族が出かけた途端、「ニューヨークに行くから一緒に来い」と命じます。最初は拒絶した主人公も、「ある...
2024.06.01 17:276月 今月のことば人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで中身はわからない。 映画「フォレスト・ガンプ」より 我が家も立派な「夫婦共働き」なので、家事分担は円満な家庭生活のために、絶対に欠かせない要素であります。台所に立つことが比較的苦にならない性分の私は、炊事担当をすることが多いです。その時に、その時間をより充実させる手段として、耳にイヤホ...