修行は
一生の仕事であり、
つとめであります。
中村元
『原始仏典を読む』より
子どもの頃、体育の授業や運動会の最初に行う「準備体操」の時間が嫌いでした。なんのためにするのかわからない退屈な時間だとしか思えませんでした。そんなことしなくても、いきなり全力で走り始めてなんの問題もなかったのですから。
近頃、ちょっとずつ走ることを心がけています。体を健康に保つためというのもありますが、脳を活性化するためにもやはり運動が欠かせないと、本で読んだことも影響しています。とにかくまあ続けてみようということなのですが、走るにあたり、最初のうちは昔からの癖で準備運動を飛ばしていきなりスタートしてしまうこともあり、そんな時は、ほぼ確実に足首を痛めたり、膝が痛み出したりします。そのたびに昔、「しっかり準備運動しましょうねー」と言っていた先生たちの声が聞こえてくるような気がします。
新聞で「きくち体操」なるものを考案した菊池和子さんという元体育教師の方の記事を読みました。90歳とはとても思えないほどの若々しい表情と姿勢にとても驚かされました。きくち体操のことは知りませんでしたが、骨格や血管の流れなどの専門的な知識をもとに、「いたわりながら体を動かす」「鍛えるのではなく育てる」体操なのだと知りました。非常に大事なことだと、今の自分は感じます。昔なら、「何言ってんだ」と見向きもしなかったのでしょうが😅
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