「やまんばギャルって知ってる?」
次女が突然訊いてきました。
「もちろん。お父さんが若い頃に流行ってたよ。真っ黒いメイクのギャル、よく見たなぁ」
学校の国語の時間に習った(!)というやまんばギャルの話から、僕の若い頃の流行の話になりました。
「腰パンって言って、ズボンをお尻の半分くらいまで下げる履き方が流行ってたよ」と言い、僕がやってみせました。パンツが完全に見えて、ものすごく足が短く見えるようにすると、次女は、
「げぇっ、そんなの流行ってたの?」
と顔をしかめながら笑いました。
その後、僕は一旦本堂に作業をしに行き、20分ほどして、僕が居間に戻っていくと、次女が、風呂から上がった妻と会話をしていました。
「お父さんが腰パンのこと教えてくれたよ。ほら、今お父さん腰パンしてる」 と言い、入ってきた僕を指差しました。もちろん僕はもうズボンを上げていたので、ただ足が短いだけだよー、とみんなで爆笑しました。
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