にぎやかな食卓

　子供たちが小さかったころは、家族揃っての夕食も、それほど遅くない時刻に始めることができていたのですが、近頃はそれぞれ帰宅が遅くなることが多くなりました。それでも一応、全員揃っての夕食を基本にしている我が家です。
　食事中、よくおしゃべりするのは次女と三女、そして妻です。学校での出来事で話したいことの多い次女と、職場での出来事などを話す妻に、こちらもしゃべりたい三女が隙を窺って話を入れ込んで来ます。そのため、「ちょっと実歩子がまだ話してるのに〜」と次女に文句を言われたりして、なかなか上手にタイミングをとることがまだ難しい三女。しかし、近頃では手を挙げて、「話してもいいですか」と発話権をつかみ取る技を会得しました。
　僕と長女は聞き役が多く、特に長女は（思春期のためか）声を出さずに食べ終わることもあるのですが、たまに「生類あわれみの令…」とか、「大腸菌…」など、勉強っぽい言葉をつぶやくことがあります。