三月のテスト期間中、勉強に疲れて虚ろな目をした長女がぼそっと、
「最近緑を見てない。なんだか世界が灰色に見える…」と言いました。
「これはいけない」と私は、テストが終わってから、子どもたちを連れてお出かけすることを約束しました。
テストが終わると長女も幾分元気を取り戻しましたので、どうやら楽しい気分でお出かけできそうだと、私もほっとしていました。
そして当日、娘3人と、桜シーズン前の吉野に行くことにしていたのですが、朝起きると長女が、またどんよりした顔をしています。
「歯が痛い。痛すぎる…」
長女には中心結節という生まれつきの歯の奇形があったのですが、それがここに来て悪化したようです。
一応吉野には行きましたが、終始長女は痛かったようで、なんとも可哀想でした。それでも帰ってから、「今日は楽しかった。ありがとう」と言ってくれた時は嬉しかったし、長女の成長を感じた瞬間でした。
その後は歯医者に直行しました。
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